”勝ち組”が言うことが絶対なんだろうか。貧乏人が地球は青いと言ったら嘘なんだろうか。金持ちが何もかも意味がないといえば何もかも意味がないのか。多分そう。何を言うかじゃない。誰が言うか。勝ち組だと何でもかんでも手に入る。人の聞く耳とか、人の考える能力とか。
それが普通なんだよ。みんな人が言うことを素直にしっかり聞いてる。自分に足りないところを把握して他人を見て補おうと努力してる。それが彼らの生存戦略。それに比べて自分はあまりにも内側にこもろうとする。人のいうことを信用しなさすぎる。自分の思考に囚われてる。でもぶっちゃけそれが悪いと思ってない。それが自分の生存線略。
自分みたいな不器用な人間はそもそも自と他のバランスをうまく取れない。シーソーみたいにどちらかに傾くと傾きっぱなしになる。それぞれの色の絵の具を組み合わせて綺麗な新しい色を作ることが出来ない。でも反対にひとつの色を極限まで極めることができる。
「白って200色あんねん」化粧濃いでっかい関西弁のお姉さんが言ってた。どうせ白にしかなれないのなら200通りの白極めたら良い。所詮器用な人の白なんてあっても2,3色。器用な人はいろんな色を使って人生を彩っていくんだろう。不器用な人は白が必要な人にとってはこの上ない存在になれる。
人のいうことなんて気にしなくて良い。うんざりするほど聞く。でもこれはガチ。気にしたら負け。どんなにえらい人の言葉でも自分を迷宮に迷い込ませる権利は無い。迷宮に入ればなかなか出られない。そんなことになるくらいなら自分の中に強固な城を築いて、嘘みたいにごっつい門番従えて、どこの国より厳しい検問をすれば良い。それでコミュ障だの社会不適合者だのつまらないだの寂しい奴だのウジウジ言ってくるもんならそいつとは速攻鎖国。
どうせみんな死ぬときは肩組んで死んでく。それまでは好きにして良いよね。